【中学】数学を勉強するときに意識したいこと
2021/12/24
【中学】数学を勉強するときに意識したいこと
みなさんは小学校の算数と中学の数学の違いを考えたことはありますか?
算数と数学の違いがわかると、算数が苦手だとしても中学からの算数で得意にできる可能性があります。
だとしたら違いを認識しておかないと、中学の数学で損をするかもしれません。
小学校の算数でも、中学の算数でも、基本的な計算ができるようにするのは最低限必要ですので、今日お話しするのは、基本的な計算問題以外のお話です。
小学校の算数は、式を立てるにしても、物事の関係が理解できていないと難しいです。ものによっては語呂合わせのように覚えて当てはめることはできますが、残念ながら全てができるわけではありません。
したがって、算数は理解重視なわけです。
理解が追い付かないとすると、例えば速さと時間と道のりの関係を、3つの公式に分けて暗記しなければなりません。
それに対して、中学の数学は方程式が使えるため、物事の関係を多角的に理解できていなくても、速さに関する公式を3つに分けて覚えられていなくても、どれかしら1つを覚えていれば、どんな角度からの問題でも解くことができます。
しかも、そこに理屈は必要ありません。
特に中学1年生の段階だと、それほど複雑な理屈が必要な単元はないので、算数に苦手意識をもったまま中学の数学に触れるのではなく「中学の数学は算数とは別物」くらいの意識で触れ始めた方がスムーズに行きやすいです。
逆に算数が得意だった子は、中学1年生のうちに数学は簡単という意識のままだと、しっかり式を立てたり、途中式を書いたり、正しい表記をすることが疎かになりがちです。
ノートの端っこにメモ書きのように筆算して、答えだけを記入するような状態だと、中学2年生、3年生と進んでいくうちに確実につまづきます。
これは、小学校の算数では途中式を書かないで良しとする場合が多いために起こるわけですが、小学校の先生がどう教えたか、何にこだわって指導したかとは関係なく「中学の数学は算数とは違う」「中学の数学は、しっかりと途中式を書いたり、正しい表記をしなければならないものだ」という意識で取り組むことが大切です。
高校入試の数学では「問題の解き方がわかるのは当たり前、いかにミスをしないか」ということが重要になってきます。
中学1年生の段階から途中式を書いたり正しい表記を心掛けていりした中学生と、面倒くさがってメモ書きのような計算で済ませてきた中学生では、当然のことながらミスの頻度が違います。
高校入試に向けた勉強が本格的になってから、正しく表記しようと意識し始めても、長い時間かけてついた癖はそう簡単には修正できません。
今、勉強している単元を理解しできるようにするためにも、高校入試で損しないためにも、「小学校の算数と、中学の数学は違う」という認識、「中学の数学は途中式を書いたり、正しい表記で書くことが大切」という意識をもって取り組むようにしましょう!
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