【小中学生】冬休みは国語の語彙力を補強するチャンス!
2021/12/25
【小中学生】冬休みは国語の語彙 力を補強するチャンス!
明日から冬休みですね。
冬休みは国語の語彙 力を補強するいいチャンスです。
なぜかって、家族で過ごす時間が長いから。
家族で過ごす時間と国語の語彙 力とどう関係があるの?
と思った方は、最後まで読んでみてくださいね。
長いこと国語の指導をしていますが、年々、中学生の語彙 力が下がっているなと感じます。
しかも、読解に必要な語彙が足りていないなというレベルではなくて、もっと基本的な、生活の中で身についているべき語彙が頭に入っていないことが増えているなと感じます。
中学生の国語の教科書に『土産』いう作品が載っていますが、その単元を指導すると、「盆・暮れ」という言葉を初めて聞いたなんていう生徒がいます。
古典の単元でも「すだれ」を知らなかったり「のれん」を知らなかったり、、、
国語の時間に限らず、他の教科の授業の中でも、同じように語彙が少ないと感じることが多々あります。
先日も、話の流れから「アウェイな空気」という言葉が出たときに「アウェイ」って何ですか?って質問されました。
国語の時間ではありませんでしたが、言葉の勉強の話になりました。
スポーツに興味があれば当たり前のように「ホームゲーム」「アウェイゲーム」という言葉は知っているはずですが、そういう習った・習ってないとは別の、日常生活や遊びの中で身につくはずの語彙を知らないままの中学生が増えています。
国語の勉強以前の話です。
この10年ほどで、そういう状況に拍車がかかった気がします。
原因として考えられるのは、国語の勉強がどうとか、読書がどうとかいうことではなく、子どもたちがテレビよりも動画を見ることが多くなったこと。
以前であれば、テレビを見ながら、自分がそれほど興味がない分野の語彙も、いつの間にか頭に入っていたり、家族でテレビを見ながら親や兄弟が話す内容から、いつの間にか言葉を学んでいたわけです。
ところが、最近の中学生はスマホで動画を見ることの方が増えてきたために、自分が興味のあるものばかり見ている状態。しかもその動画を家族と一緒に見ることはなく自分一人で見ているので、そこには年長者との会話が存在しません。
そうすると、自分が興味のある分野の語彙しか聞こえてきませんし、会話がなければ自分の知識の枠を超えた語彙には触れないままになります。
テレビもスマホで見る動画も、画面を見て映像と音声をキャッチするという点では同じように思えますが、興味による偏りがテレビよりも動画の方が顕著になること、他者との会話(特に年長者との会話)の有無の差があることの影響は、思いのほか大きいように思います。
ということで、冬休みは家族と過ごす時間が長いから語彙力を補強するいいチャンスだということになります。
年末年始に家族でテレビを眺めながら、興味があるんだか無いんだかよくわからない番組をだらだらと眺めながら、親子でなんでもない会話をすることも、実は語彙 力をつけるためには必要なことなんです。
この年末年始も旅行は自粛というご家庭も多いかと思いますので、国語の語彙 力を補強するために、家族でテレビを眺めながら思いっきりダラダラしてみるのもいいかもしれませんね。
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