【中学】うちの子は塾に通う意味ある？

突然ですが、問題です。
塾に通って伸びるのはどんな中学生でしょうか？次の中から選んでください。
A、指導されたことができない中学生
B、指導されたことをやらない中学生
C、指導された通りにやる中学生
D、指導されたことを理解したうえで指示通りにやる中学生
E、指導されたことを理解し、まずは指示通りにやったうえで自分に合うように工夫できる中学生
 


当然、答えはEです。
当たり前ですよね。

でも、これ、少し注意が必要です。 
何故かというと、一歩間違えるとAやBの指示されたことをできない、やらないになってしまうからです。

塾に通う意味がある中学生、意味がない中学生、その特徴

一般的な塾に通って意味があるのはDくらいです。
ちゃんとしたEの状態なら塾に行かなくても独学で何とかなるかもしれませんし、AからCの状態だと一般的な塾だと効果が出にくいか、その場しのぎになってしまうと思います。
 
でも、塾に行っても意味がないと諦めるのは、ちょっと待ってください！
 
ミトヤ塾で中学生に指導していると、AからEまで、いろんな中学生に会います。
 
Aの「指導された通りにできない中学生」というのは精神年齢が幼かったり、認知機能が成長していなかったり、そもそも指示通りに取り組む能力が備わっていない中学生。この場合、時間が解決してくれるのを待つしかないかなと思います。
現状だとミトヤ塾では、申し訳ないですが、この状態ではお力になれません。
 
Bの「指導された通りにやらない中学生」というのは、反抗期だったり、自分流のやり方にこだわりがあったり、意地っ張りだったりして、言われた通りにやらない中学生。塾で見ていると、特に塾に通い始めたばかりだと、このタイプが割と多いと思います。
 
Cの「指導された通りにやる中学生」は素直に実直に言われた通りに取り組む中学生。
ミトヤ塾に通っているこのタイプの中学生は伸びやすいです。こういうタイプなのに伸びないとしたら、指導者の教え方の問題です。
ただ、指導されたことが「なぜ、そうするといいのか」を理解する状態までは行っていないので、そのままだと限界があります。
 
Dの「指導されたことを理解したうえで指示通りにやる中学生」は、ただ指示通りに取り組むのではなく「なぜ、そうするといいのか」「なぜ、そのやり方なのか」を理解しているので、同じ作業や練習をするにしても定着度合いが良いです。
塾で一番伸びるのはこのタイプです。
ミトヤ塾では、この状態になれるように意識を変容させるアプローチを日常的に行なっています。
 
Eの「指導されたことを理解し、まずは指示通りやったうえで自分に合うように工夫できる中学生」。これは理想ではありますが、中学生くらいでこれを目指すと、Dの状態になれていないのにEをやろうとしてしまい、「自分なりの工夫」だけ、つまり自己流になり、結果的にAやBと同じように指示されたことをやっていない状態になってしまいます。そうなると塾に通っていても伸びません。プライド高めな中学生はこの傾向が強いので注意が必要です。

ミトヤ塾で力になれるのは、このタイプの中学生

ミトヤ塾では、Aの場合だとどうにもなりませんが、Bの状態であればコミュニケーションをとる中でCの状態にしていきます。
また、Cの状態の中学生はDの状態になれるように、問題の解き方や勉強のやり方を教えるときに、必ず「なぜ、そういうやり方がいいのか」「このやり方ではないと、どういうリスクがあるのか」をしっかりと説明しています。
EをやろうとしてAやBと同じ状態になってしまっている中学生には意識を変えていくように指導していきます。
 
そういう教え方をしているから、勉強だけではなく、何かに取り組むときに、どういう理屈でどうすればいいのかを考えられるようになっていきます。
中学生の内は、勉強で指導者の指示通りに取り組むことを通じて、「なぜ」「どうして」なのかを学び、高校生や社会人になってから自分なりの工夫をしながら物事に取り組むための土台を作っていくことが大切だと思います。
 
先日もお話ししましたが、勉強の土台となる部分の育成を大切にすることが、勉強面での向上につながっていきます。
 
こういうことにこだわって、中学生の意識を変容させるためのアプローチができる塾を選びたいですね。