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【中学生向け】塾長の読書 感想文『鬼滅の刃(第8巻)』

【中学生向け】塾長の読書 感想文『鬼滅の刃(第8巻)』

2021/12/01

【中学生向け】塾長の読書 感想文『鬼滅の刃(第8巻)』

中学生のみなさん、読書 感想文は得意ですか?
「得意なわけがない」という中学生。
「そもそも読書が嫌い」という中学生。
そういう中学生は、最後まで読んでみてください。
読書 感想文とイメージが変わるかもしれません。
読書 感想文が得意だよという中学生にとっては、暇つぶしくらいにはなるかな。
 
今日は、感想文どころか、読書が好きになれない中学生のために、私が読書 感想文を書きます。
お手本を見て教えてもらうというより「おじさんも漫画を読んでそんなこと考えてるんだな」「感想文ってそんなのでいいんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
 
※以下、ネタバレが嫌な方は読まないで下さい。
 
塾長の読書 感想文
『鬼滅の刃第8巻(無限列車編)』を読んで
 
 鬼滅ブームから少し遅れて『鬼滅の刃』を読んでみた。単なるブーム、流行りだろうと思っていたが、読んでみると読みごたえがある作品だった。大正時代が舞台の作品だが、特に第8巻の「無限列車編」での煉獄杏寿郎の生き様には令和に生きる私たちにも学ぶものがある。
 
 鬼が無限列車に乗車している人間を食べようとしている状況の中、煉獄杏寿郎は、「誰も死なせない」と鬼に立ち向かう。鬼と刺し違えてでも必ず全員守り抜くという強い意志を貫いて闘う。
 作中で現れる鬼たちは、不幸な境遇の中、精神的に狂ってしまったり、誰かを恨んだりして鬼になってしまったという設定になっている。それは自分さえよければよいという世間の意志の弱さの犠牲者と映る。そういう意味で、煉獄杏寿郎の戦いは、列車の乗客を守る戦いであると同時に、新たな鬼を生み出さないための戦い、負の連鎖を生み出さないための戦いでもあるのではないか。
 
 今、このコロナ禍において、この煉獄杏寿郎の「意志」に学ぶことができる。私たちがウイルスの感染の連鎖を断ち切るために、自分の弱い意志と闘い、少なくとも自分の周りからは感染者を一人も出さずにコロナ禍を乗り越えようという意志をもっていくならば、感染拡大を軽減できるのではないか。ひいては経済の回復も早まるのではないか。同様に、コロナ以外のことでも、煉獄杏寿郎の意志に学ぶならばもう少しマシな状況に変えていく力になり得るのではないか。
 
 煉獄怯寿郎がそれほど強い意志をもって戦うことができるのはなぜか。その原点は幼いころの母の言葉にあった。
なぜ人よりも強く生まれたのかということについて、杏寿郎の母はこう語る。「弱き人を助けるためです。生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わねばなりません。天から賜りし力で人を傷つけること、私腹を肥やすことは許されません。弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。」
杏寿郎は、この言葉を胸に鍛錬を重ね、無限列車の乗客を守り文字通り使命を果たす。
 
 もちろん、今の時代に鬼と闘うことはないし、自分の命と引き換えに何かをすることはあってはならない。しかし、気持ちの上では、この杏寿郎の母の言葉、杏寿郎の信念は、現代に生きる私たちの心にも留めるべきものではないのか。
日頃、小中学生に勉強を教えていると勉強する意味を訊かれることがある。様々な価値観があり、様々な答えがあるだろうが「中学生が勉強する意味」のヒントが杏寿郎の母の言葉の中にあるように思う。「将来、自分の大切な人を守るために強くなろう(学ぼう)」という意志をもつ中学生が増えることを願う。また、そのような意思をもつならば、この『鬼滅の刃』をただ「カッコいい」から好きという捉え方で終わることもないだろう。『鬼滅の刃』は学ぶべきことが詰まった作品である。

以上
 
中学生でも書けるくらいの読書 感想文の内容にするつもりでしたが、少々、固くなってしまいましたかね。
 
読書 感想文が苦手な中学生はでも「どんな内容の本だったか」「自分はどう思ったか(感想)」を書けばいいとはわかっていると思います。でも「字数が埋まらない」ことに悩んでしまう。
「どう思った?」って聞かれても「楽しかった」「おもしろかった」という一言で感想が終わってしまう中学生多いですよね。
そうならないためには、読書する段階から「自分だったらどうするか、どう思うか」「自分の生活に当てはめたらどうだろうか」を考えながら読むようにしたり、「この本から学べることは何か」を考えながら読むようにしてみるといいでしょう。読書ってそういうものです。
 
また、読書が苦手な中学生が、いきなり小説を考えながら読むというのはハードルが高いと思います。まずは漫画や絵本を考えながら読んでみるといいでしょう。漫画や絵本を読むのも立派な読書です。
「だから何やねん!」と突っ込みたくなる本もあると思いますが、「どういうオチがあると思って読んでいたのか」「どのように期待を裏切られたのか」を感想として書けばいいです。
 
まずは、読書 感想文の練習として「漫画で読書 感想文」を書いてみてください。
字数制限もなくていいですし、「正解」も存在しません。形式を整えるのなんか後回しでいいので、考えながら読んで、思ったことをそのまま書いてみることから始めましょう!
 
 ちなみに、ミトヤ塾では、そういう「漫画の読書 感想文」なども添削します。過去には「歌の歌詞を考えたんですけど、添削してもらえませんか」って持ってきた生徒もいます。
気になる中学生は、是非、ミトヤ塾へ!

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