【都立高校入試】倍率を見て焦っていませんか？

都立入試の出願が終わり、倍率が発表されましたね。
自分の受験高校の倍率を見て「めちゃくちゃ高いんだけど！」と焦っていませんか？
 
それって、倍率や合格ボーダーについて正しく理解できていないだけかもしれません。

都立高校入試の合格ボーダーとは

テスト業者が出している都立高校入試の合格ボーダーは、前年度までの合格者の偏差値や内申点、受験倍率などを考慮したうえで、今年の合格ボーダーはこの辺りだろうと予想したものです。
 
これは、高校によって倍率の上がり下がりに一定の傾向があることや、受験生の人口がどのエリアで増えるとか減るとかなど、そういったことも計算に入れたうえで算出しているもので、この予想ボーダーは滅多に外れません。
 
会場模試の合格判定も、この合格ボーダーを基準に算出しています。

都立高校入試の倍率と合格ボーダーの関係

さて、先日発表された倍率と合格ボーダーとの関係ですが、倍率が当初の予定と比べて予想以上に高くなっていない限り合格ボーダーは変わらないので、関係はないことになります。
 
例えば、毎年のように倍率が2.00倍の高校の合格ボーダー予想が1000点中の650点だったとします。
今回も例年通り倍率が2.00倍くらいだったとしたら、合格ボーダーは予想通り650点くらいということになります。
 
したがって、合格ボーダーを超える点数をとれれば、合格がほぼ決まったようなものということになります。
 
注意しなければいけないのは、倍率が当初の予想より跳ね上がっている場合です。
その場合、予想と実際の差がどのくらいあるのかによりますが、合格ボーダーは上がるので、高校入試当日に取らなければいけない点数が増えることになります。

高校入試は自分との闘い

倍率が予想を大きく上回らない限り合格ボーダーは変わらないとすると、結局は自分自身がボーダーを超える点数をとれるかどうかが勝負だということになります。
 
高校入試で失敗する生徒は、そもそも自分の力では合格ボーダーを超える点数がとれない高校に出願したか、ボーダーを超える点数をとれる力はついていたのに倍率を気にし過ぎて自滅するか、です。
 
高校入試は自分との闘いだと捉えて、倍率なんか気にしないで、残りの期間でできることをやり切りましょう！
 
高校入試当日に、今まで勉強してきた成果をすべて出し切れますように！