英語の塾を探す前に知っておくべきこと

「ある程度、英語をできるようにしたいな」
「英語が苦手だから何とかしたいな」
英語の塾をお探しの場合、このどちらかの動機であることが多いと思います。
いずれにしても、漠然としているケースが一般的には多いように思います。
 
どのような目的かによって、どのような塾を探すべきなのかが変わってきますので、「なんとなく」で塾を選んで失敗しないようにしましょう。
 

≪英語塾を探す前に目的をハッキリさせましょう≫

まず、なぜお子さまに塾で英語を習わせたいのかを考えてみて下さい。
ただ「英語を得意に」ということではなく、もっと具体的に考えてみましょう。

・将来、英語を話せるようになって欲しいから
・英検の級を取得させたいから
・学校の英語の授業で困らないようにしてあげたいから
・既に学校の授業についていけなくて困っているから
・高校受験のときに英語で困らないようにしたいから

などなど、いろいろあると思いますが、最低限、目的が英語の技能そのものなのか、検定に関するものなのか、学校の成績や受験に関するものなのかくらいの立てわけはしてから塾探しをしましょう。
 
一口に塾といっても、英検に力を入れている塾、学校のテスト対策に力を入れている塾、入試対策に力を入れている塾など、塾によって専門が異なります。
どの塾に通うかによって、どのような力がつくかも違ってきます。
全ての目的をかなえようと欲張ると上手くいかなくなります。
どの目的を優先するのか決めるようにしましょう。
 

≪英語を話せるようになって欲しいなら塾ではないかも⁉≫

英語をはなせるようになって欲しい場合は塾というより、英会話教室を探すようにしましょう。
できればネイティブの先生がいる英会話教室がいいですね。
 
逆に、これが目的のメインではないのなら、塾を選びましょう。
英会話で必要な英語の語彙力と、高校入試で必要な英語の語彙力にはズレがあります。
また、小学生のときに英会話教室に通っていた子が、「英語は得意だから」と油断していて、中１の後半あたりから文法がよくわからなくなって苦手になるという場合もあります。
今まで、そういう経緯で入塾してきた生徒が何人もいます。

≪英語検定の級取得を目的にするなら英検専門塾≫

英検の級を取得することを目的にするのであれば、いつまでに何級の取得を目指すのかを決めた方がいいでしょう。
例えば、中学校在学中に準2級を取得したいなど、学校で習う内容よりも上の級を取得することを目的とするのであれば、英検専門の塾を選ぶといいでしょう。
 
ちなみに、「検定試験の級を持っていると入試の内申に有利」という話をよく耳にしますが、必ずしも有利というわけではありません。
都内の高校受験だと、私立高校を単願推薦や併願優遇で受験する場合のみ役に立つことがありますが、都立入試では検定の級を持っているかいないかは全く関係ありません。実力さえあれば、それでよしということになります。
 
したがって、同じ「英検の級取得」を目的にするとしても、学校の内容より上の級を目指すのなら英検専門塾、学校の授業内容の復習としての英検と考えるのであれば学習塾を探すというのが正解です。
 

≪学校の英語の成績や受験を目的にするなら学習塾≫

学校の英語の成績や高校入試を目的にするのであれば学習塾を探しましょう。ところが、どこの学習塾でも同じと考えてしまうと失敗します。
英語だけ塾に通って勉強する中学生全員が英語の学力が上がるかというと、そうではありません。
では、上がる中学生と、上がらない中学生の違いは何かというと、日本語のレベルがある程度あるかないかです。
なぜなら「外国語のレベルは母国語のレベルを超えることはない」からです。
塾の授業を単科受講する場合、一般的に、英語だけ、数学だけという受講の仕方をする場合が多いですが、それが失敗の原因になることもあります。
 
したがって、英語の成績を上げたい、受験に備えたいという目的であれば、「国語の指導にも力を入れている塾」を選びましょう。
もちろん、プロの講師が教えてくれる塾の方がいいです。
そういう塾では、高校受験に向けて、英語の長文読解もしっかりと指導してくれます。
梅島・五反野にお住まいであればミトヤ塾にお任せください。
 
ちなみに、国語の成績と日本語レベルは必ずしも一致するとは限りません。
学校の先生がどういう方針でテストを作っているかによりますが、学校のテスト問題は、授業で触れた文章が出題されるため、国語力や読解力のレベルをみるものというより、授業をしっかり聞いていたか覚えているかを確認する問題でしかないです。
模試になると点数がとれなくなるのは、そのためです。

≪英語の塾の探し方　まとめ≫

まとめると
英語の技能を目的とするなら塾ではなく英会話教室。
英検で該当学年より高いレベルの級取得が目的なら英検専門塾。
学校の成績や高校入試を目的とするなら「国語の指導力がある塾」。
ということになります。
 
どうしても目的が絞れない場合は、ひとまず高校入試を目的にして塾を選びましょう。