小学生の漢字学習で重要なこと①
2021/11/07
小学生の漢字学習で重要なこと①
小学生のお子さまをおもちのお母さん、お子さんの漢字の学習で「とめ、はね、はらい」など細かいところにこだわりすぎていませんか?
「え?それが普通じゃないの?」と思った方、それ、危ないかも?!
場合によっては、それが原因で小学生は漢字嫌いになってしまいます。
個人差はありますが小学生は低学年の段階だと、神経の発達が未熟な状態なので、漢字の形を認識してはいても上手く書けない場合があります。
だから「なんで何回も同じのを間違えるの!」と叱られても、子どもとしては、どうにもできないわけです。
それなのに何度も直され、しまいには叱られるとなると、小学生の中では「漢字=叱られる」という認識がこびりつき、漢字が嫌いになります。
嫌いになるとどうなるか。
やらなくなります。
神経がしっかり発達した段階になっても、小学生のときに嫌いになっていると、やる気にならないので、「覚えられていない=苦手」という状況から抜け出せなくなります。
これは、小学校の先生の中でも知らない先生が多く、「とめ、はね、はらい」をやたらと厳しく教え込もうとする先生もいるくらいです。いまだに非科学的な根性論で教壇に立つ先生も少なくありません。
そうなると、保護者の方も先生と同じように厳しくしてしまうわけです。
そうやって漢字嫌いな小学生が増えていきます。
では、どうすればよいか。
小学生の勉強は嫌いにさせないことが最も重要です。
「とめ、はね、はらい」以外が合っていれば、それでよしとしてあげて、ガミガミ言わないようにしましょう。
嫌いにさえならなければ、細かい部分は後からでも修正できます。
小学生に指導する先生も、学年の発達段階に応じて、指導の厳しさの基準に工夫をして頂きたいです。
長年、小学生から大学受験生まで指導していますが、小学生の漢字の学習の優先順位は、「読み>意味>書き」だと考えます。
その漢字にはどんな意味があるのか、どんな成り立ちなのかを小学生が興味を持てるように教えてあげれば、漢字嫌いの小学生が増えることはなくなるだろうと思います。
ご家庭では、親子で漢字の成り立ちなどを調べるなどして、学習を楽しみましょう!
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