【中学】理科をただの暗記科目と思うなかれ！

昨日に引き続き、学年末テストに向けたお話。
今日は「理科」についてです。
 
よく「理科は暗記科目だから、覚えればOK」みたいな話をする人がいますが、それは半分正解で半分間違えです。
 
実際に、中学のとき、テスト前に頑張って試験範囲の重要語を覚えたのに点数がイマイチだったという経験がある方も多いかと思います。
 
それは何故かというと、そもそも理科は暗記科目ではないからです。
もちろん、用語を覚えたり、化学式を覚えたりと、言葉の意味を覚えないことには始まりません。
理科という教科は、用語を覚えることが目的ではなく、物事の関係や理屈を知ったり、実験や観察からわかることを考察したり、科学的な考え方を身につけるための教科です。
 
だから、大切なのは、用語などを覚える過程の中で、「なぜなのか」とか「違いは何なのか」といったことに着目しながら、つまり、理解しながら覚えていくこと。そして、覚えたことを使って考察すること、つまり、覚えたことを使って問題を解けるようにすることです。
 
でも、多くの中学生が覚えただけで勉強をしたと錯覚して試験に臨むので、結果は振るわずということになります。
 
もちろん、覚えるべきことを覚えなければ、考察するも何もという話ですし、覚えるもなにも、理解できるように教わっていなければっていう話ですよね。
 
ミトヤ塾では、ほとんどの生徒が中学３年生から理科を受講しますが、中学１年生から中学２年生の範囲の復習を進める中で解説をすると「そういうことだったのか！」という声が毎年聞こえてきます。
もちろん、中学２年生で理科を受講している生徒は、その時点で「なるほど！」となっています。
 
ともあれ、中学の理科の勉強は、覚えることがゴールではなく、覚えたことを使って問題を解けるようにすることがゴールです。
テストの２週間前までには覚えることを覚えて、問題を解き、わからないことを解決したうえで解き直しまでやりましょう。
 
中学１年生、中学２年生は、この話を踏まえて、今回の学年末テストの勉強のゴールを修正してテスト勉強を進めてみましょう！