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無気力になりながらも塾に通い続けた中学生の話

無気力になりながらも塾に通い続けた中学生の話

2022/02/01

無気力になりながらも塾に通い続けた中学生の話

今日のお話は、ミトヤ塾に通っていた中学生の成長物語、第6弾!
無気力になりながらも塾に通い続けた中学生Fくんのお話。
 
Fくんがミトヤ塾に通い始めたのは小学生のとき。
少し恥ずかしがり屋だけど優しく素直な生徒で、とても楽しそうに塾に通っていました。
 
中学に上がってからも塾に通い、つまづき単元が多い中学2年も地道に勉強し、成績も徐々に上がっていきました。
 
ところが。
中学3年生に上がり、いよいよ受験に向けて頑張っていこうというタイミングで、中学生Fくんは中学の新しい担任の先生やクラスと合わず、だんだんヤル気がなくなり無気力になってしまいました。
よりによって中学3年で、です。
それでも塾には通い続けた中学生Fくん。あの無気力さでよく塾に通い続けたなと思いますが、夏休み前頃になると「高校って行く意味あるんですかね」と言い始めました。
 
そこで、意味があるんだか ないんだか わからないようなことを中学生Fくんと一緒にやろうと考え、夏休みに自転車で荒川の河口まで行くことに。
 
当日、土手をひたすら自転車で走り、河口に到着。
思ってたより大したことなかったので、河口から見えた葛西臨海公園の観覧車まで距離を延ばすことに。
 
葛西臨海公園で海を眺めながら昼食休憩を。
そこで中学生Fくんから「高校に行く意味って何なんですかね?」と質問がありました。
私はそれには答えず「じゃあ、ここまで自転車で来たことに何の意味があると思う?」と逆に質問。
「意味があるんだか、ないんだか今はわからないですね。」とFくん。
「だよね。今日1日がFにとって意味がある日になるか、ならないかは、後になって振返らなきゃわからないよな。
何の目的もなく自転車でこんなところまで来たって、意味どころか、無駄な労力かけてるだけとも言えるよね。
でもさ、後になってFが、この日が無駄じゃなかったって思える日が来たら、俺は嬉しいだろうな。
ということで、あそこに見えるディズニーランドまで行くぞ。で、入口にタッチして帰ろう。せっかくだからとことん無意味なことするぞ。」
そんな流れで、ディズニーランドの入口にタッチして帰りました。
 
その後、中学生Fくんは塾に通い続け「意味は高校に行って見つけます」と、高校に進学しました。
 
進学後、Fくんは高校生活の報告をしに塾に来てくれました。友達もできて、それなりに楽しく過ごしているようでした。
高3になると、しっかりと自分で卒業後の進路を考え、塾に戻ってきました。
 
さらに数年後、たまたま子どもを連れていた私と会ったとき、私の子どもに「中学のときに、お父さんにはお世話になったから」と飴をくれました。
小学生の頃の優しいFくんを思い出し、無気力な状態から元のFくんに戻ってくれたことを嬉しく思いました。
 
自転車を走らせたあの日にも、ちゃんと意味があったな、F。

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