知らなきゃ損！中学生の塾の費用ってどのくらい？②

「中学生になるし、塾に通わせたいけど、費用はどのくらいかかるんだろう？」
「中学生の塾代って、月謝以外に何にどれくらいかかるの？」
「調べてみても、結局いくらかかるのかハッキリしない」
そんなお悩みを解決するお話の第２回をお届けします。。
 
今回は、中学生の通塾にかかる各費用がどのくらいなのか見ていきましょう。
 

≪中学生の通塾にかかる各費用の相場≫

・体験時の教材費
　　塾によって体験授業は教材費も無料だったり、2,000円～5,000円程度かかったり。この費用については明示している塾が多いです。
 
・入塾金
　　2万～3万円ほど。この費用については、高めに設定しておいてキャンペーンなどで割引にする塾と、初めから安めに設定している塾があります。安めに設定している塾の方が経費としてかかる分だけを徴収しようとしていることになるので、良心的だと思います。高めに設定しておいて「今なら入塾金0円！」となっている場合は、だいたいの場合が他の費用で高く取られます。
 
・教材費
　　２～４万円ほど。各教科１～３冊の教材でこの金額は高いと感じると思いますが、塾専用の教材って仕入れ値の段階でそれなりな値段である場合が多いです。
 
・設備費（維持費）
　　年額３～５万円ほど。この費用は月々に分割して納める場合や、前期後期の分納、入塾時や年度初めに一括納入など、塾によって異なります。
 
・月謝
　　集団指導塾の場合　中学３年生　　 月額3.3万～５万円（年40～60万円）
　　　　　　　　　　　　　　 中学１・２年生　月額2.5万～4.2万円（年30～50万円）
　　個別指導塾の場合　中学３年生　　 月額4.2万～6.7万円（年50～80万円）
　　　　　　　　　　　　　　 中学１・２年生　月額3.3万～5万円（年40～60万円）
　　地域によって相場は変わります。都内だと上記の幅の中でも高めであることが多いです。
 
・講習受講料
　　これを明示していない塾が本当に多いです。
　　春期講習　集団指導塾の場合　中学３年生　　 ４～７万円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 中学１・２年生　２～３万円
　　　　　　　　　個別指導塾の場合　中学３年生　　 ４～８万円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　中学１・２年生　３～６万円
　　夏期講習　集団指導塾の場合　中学３年生　　 ８～10万円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 中学１・２年生　 ３～６万円
　　　　　　　　　個別指導塾の場合　中学３年生　　10～20万円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 中学１・２年生　６～８万円
　　冬期講習　集団指導塾の場合　中学３年生　　　４～７万円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　中学１・２年生　 ２～３万円
　　　　　　　　　個別指導塾の場合　中学３年生　　 ８～10万円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　中学１・２年生　 ４～６万円
月謝が安い塾は、講習会の費用が相場の範囲の高い側だったり、それを超える場合もあります。
問い合わせの時点で、各講習会の費用上限がいくらなのか、お子さまと同じくらいの成績の生徒が実際にどのくらいの費用がかかるのか確認しましょう。
「子どもの塾通いは課金ゲームだ」なんて話を聞いたことがありますが、払った費用と子どもの学力の伸びは比例するとは限りません。
 
・特別授業料（特別講座費）
　　夏合宿や正月訓練などの費用として10～20万円ほど。最近では、この費用がかかる塾はほとんどないと思いますが、これに関しては正直、不要だと思います。中学生なのだから、朝から晩まで先生が張り付いていなくてもある程度は自己管理で勉強できるように普段の授業で育てていけてれば、通常の講習会で十分だと思います。
　また、日比谷高校など独自校入試のための対策講座などがこの費用に含まれる場合、その分の費用の相場は４～10万くらいかと思います。
 
・模試代
　　２～５万円ほど。塾によって定期的に受けることが決まっていたり、必要に応じて申し込む形であったりします。Vもぎ、Wもぎなどの会場模試の受験料は4,000円前後なので、中学生の模試にかける費用が５万というのはちょっと高過ぎだと思います。
 
 
以上、中学生の通塾にかかる費用の相場を見てきました。結構かかりますよね。
でも、「そういうものか」と思ったり、「これじゃ、塾に通わせるのは無理かな？」「中１から通わせたいけど、厳しいから中３になってからかな」とあきらめるのはまだ早いです！

次回は、トータルでかかる通塾費用の相場と、本当にそんなに費用をかける必要があるのかについてお伝えしていきます。